香港台風 レベル8!
香港では台風に対して、レベル1、レベル3、レベル8と、台風警報がレベル別に設定されており、テレビや、ラジオ、インターネットで警告が出される。


我々が香港滞在中に台風が直撃し、"レベル8"という最も高い警告が出た。
レベル8になると、通常、会社や学校などは休みになり、会社で働いている場合はレベル3に下がるまで自宅待機となるようだ。

なので、ほとんどの会社、レストラン、ショッピング街はクローズで、開いているのはわずかな個人商店のみ。渋滞もなくなり、道を走っているのはタクシーくらい。しかもタクシーも料金メーターを倒さず、金額はすべて運転手との交渉で決める。危険チャージを、利用者とサービス提供者が決めるシステムだ。


また街中の建設中の建物の仮設足場は何十階であろうと「竹」。そしていたる所に看板が道を覆うように張り出していて、その固定強度もなんとも心細い。ひとたび台風が来れば、街路樹と飛散物が飛び交うのだから街は危険極まりない。だから勇気あるタクシー運転手は、シケのなか漁に出る漁師のように命がけでリスクを冒して荒稼ぎに出る。

「もしケガすても、すべて自己責任でござーますです。」とガイドのリーさん。



社会全体が規制を極力設けず、「リスクは各個人が判断して責任を負う」という考え方が社会すべての根底にある。



良し悪しは別として、個人が常にリスクに対する判断を迫られる香港と、すべて社会やお上が守ってくれて、個人では何も考えなくても良い日本とでは、人間的たくましさに大きな差が出ると思う。世界で通用する人材はどちらかと言えば、答えは明白。


某大臣の「日本の消費者がやかましいことを言う。」という発言は、もしかしたら「世界から見た日本」なのかもしれないとさえ思えてくる。



オリンピックを見ていて、一人ひとりの人間力の強さで負けているような気がしていたのだが、理由はこの辺にあるのかもしれないな。
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by Takumi-Yamamoto | 2008-08-24 12:59
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