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「ロハスビジネス」(朝日新書)の出版記念講演
大和田順子さん、水津陽子さん共著の「ロハスビジネス」(朝日新書)の出版記念講演が、グラントウキョウノースタワーの大和コンファレンスホールでありました。
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初めて行きましたが、東京駅に隣接した大和コンファレンスホールは素晴らしい会場でした。


学生さんから経営者や企業家、自治体の関係者、メディア関係者など、様々な立場の方々が多数参加され、ロハスビジネスに対する関心の高さを改めて感じました。

ロハスビジネスとは、人々の体と心の健康、持続可能な地球環境、地域活性化などの問題を、事業的手法によって本業のビジネスで解決しつつ、新しい価値観や経済の枠組みを作っていこうとするビジネスのことです。


ロハスなる言葉ができる何十年も前から取り組んでこられた企業もあれば、使命感と共に大変革した企業、また戦略的なロハス商品など、アプローチは様々であっても目指すベクトルは同じです。

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デミピーアールの田熊秀美さんが司会進行役で、大和田さんの基調講演に続き、実際にロハスビジネスで社会や地球に良いことをしながら利益を上げ続けている「大地を守る会」の藤田和芳社長の食の安全に関するスピーチ。

ただ有機無農薬野菜を売るだけでなく、世界の貧困に対する活動を会員様と共に行うことで、会員様との絆がより強固になっていった話。

そして、バックパッカーで世界の山々をトレッキングしてきた作家の加藤則芳さんと水津陽子の対談では、3500キロのアパラチアン・トレイル(長距離自然歩道)を踏破した加藤さんと、九州横断トレイルを九州活性化のきっかけにしようという水津さんの新しいビジネスモデルの話。
加藤さんの話では、日本のトレイルの7割がメンテナンスをしないために消滅しているとのことです。当初予算で作りっぱなし、これでは環境行政も、その辺の箱物と同じです。


どれも深いテーマなので非常に限られた時間ではありましたが、みなさんから、社会を変えよう!という高い志が伝わってきて、地球環境や次世代に対する我々の責任としてやるべきことがより鮮明になりました。
by Takumi-Yamamoto | 2008-04-03 16:59
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