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バリ島のCOP13
バリ島で開催されていたCOP13は、会期を一日延長して15日に終了した。ポスト京都のバリ・ロードマップ(行程表)はなんとか合意にこぎつけたが数値目標については米国、日本を含めた各国の反対で完全に物別れに終わったようだ。
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ここで重要なことは、日本ではほとんど報道されていないが、京都議定書の特別作業部会(AWG)の草案には、締約国(先進国)は2020年に1990年比で25~40%の削減が必要であることが盛り込まれていたこと。

つまり数年以内には「2020年に先進国は最低でも25%減」、もしかするとさらにそれよりも厳しい目標を受け入れざるを得ないことが明らかになったということだ。
もう完全にチームマイナス6%などという世界じゃなくなる。


2008年は、3月の気候変動・クリーンエネルギー・持続可能な開発に関する閣僚級対話(千葉)、5月の環境大臣会合(神戸)、6月のエネルギー大臣会合(青森)、そして7月の洞爺湖サミットに至るまでいくつもの山場がある。

来年は、サミットホスト国として日本がどのようなリーダーシップをとるのか注目したいが、政局はどうなっているのだろう。
by Takumi-Yamamoto | 2007-12-25 18:23
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