昨日大和田順子さんとお話していて、林野庁の話がでました。
「山本さん、サンキューグリーンスタイルって知ってますか?林野庁のキャンペーンなんですけど。」と言って一冊の小冊子を見せてくれました。林野庁が行っている、国産材を使おうという環境キャンペーンです。 「いや、知りませんね。」 林野庁かあ、、、林野庁長官の顔も名前も知らないのに。 そして木材需給量の推移というデータを出されて、 「平成15年に国産材の供給量が前年を上回ったんですって。ついに底を打ってⅤ字回復?LOHASを考える上で林業はとても気になるのよ!」 さすがLOHASの第一人者、見ている景色が我々とは違います。 僕はすぐに林野庁のHPを開いてみました。 木材の国内需要のピークは平成元年の115,985千㎥、 平成15年にはその77%。これは新築の着工戸数と相関するのでしょう。 木材自給率は昭和30年代前半90%以上だったものが、下降の一途をたどり、平成12年以降ついに20%を割っています。林業や木材関係の方々のご苦労がよくわかります。 しかし50年ぶりに国産材供給量が前年を上回ったわけですから、これはもしかして明るい大ニュースなのかもしれません。もっと見ると「薪炭材」の供給量も初めて前年を上回っています。これも非常に興味深いデータです。 データ上から見ると、確実に何かが変わり始めている気がします。 よく考えてみると、燃料、食料、さらに木材まで自国で供給できないこの日本という国。 外交や防衛において、これではたして強い交渉力が持てるのだろうか。 レスター・ブラウン博士の講演で彼は、「持続可能な社会の実現は、ある種グローバリズムからローカリズムへの転換である。」というようなことを言っておられましたが、まさしくその通りだと思います。LOHASもしかり。 今、各都市の「祭り」が盛り上がり、地域に根ざした活動が活発なのは、ある種必然なのでしょう。 さて、次期組閣の際は、「林野庁長官」の名前と顔くらいは覚えておこう。
by takumi-yamamoto
| 2006-08-27 11:18
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埼玉を中心に東京・千葉・神奈川で自然素材を使った、LOHAS(ロハス)なリフォームを提供している会社の社長ダイアリー(OKUTA・オクタ) by Takumi-Yamamoto プロフィール
ミュージシャン、作曲家を経て、35歳で建築業界に。鍛冶工として高層ビル建築の現場に携わる。38歳のとき、将来を見越してOKUTA入社。営業職、所沢店店長、常務取締役を経て2004年より代表取締役社長に就任。
血液型:A型、星座:かに座 詳細... リンク集
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