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僕の住む街
都心から北西に40kmほど。埼玉県狭山市にある稲荷山公園(旧ジョンソン基地跡地公園:ハイドパークと呼ばれていた)のそばには、地元の人たちから“アメリカ村”と呼ばれていた集落がありました。国道16号線沿いに立ち並んでいた“米軍ハウス”はアメリカ軍人の家族のための住居でした。それが、進駐軍が帰国したあと民間に払い下げられ、1960年代末から1970年代初頭にかけて、若者たちがその“ハウス”に移り住みはじめるようになります。
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その住人の中に細野晴臣や小坂忠、西岡恭蔵、吉田美奈子ら多くのミュージシャンたちやファッションデザイナーたちがいたことから、狭山の米軍ハウスは音楽ファンのみならず、社会的にも若者への情報発信基地として注目を集めました。

“ハウス”は切り妻屋根の平屋作りで、庭の柵や入り口のドアやストーブの煙突に「アメリカ」を感じたものです。狭山市鵜の木付近には何軒か“ハウス”が残っていますが、今でも見るたびに少しワクワクします。

中学、高校時代、岡山の地から“ハウス”に憧れていた少年は今家族と共に、その「狭山」に住んでいます。川があり、緑の多い静かなところ。
ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2006が今年も開催されます。
by takumi-yamamoto | 2006-08-11 12:15
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